2.音楽会(入場無料)

春燦々会サマーコンサート!

この度、私たち春燦々会はサマーコンサートを開催する運びとなり、会員一同、大変興奮しております。
春燦々会とは、文字通り、春日部高校33回卒業生(昭和56年卒)の同期会を指し、世界でも唯一の会です。
思い起こせば、母校春日部高校創立90周年の際に始まったこの同期会も、4年に一度の同期会総会、新年会・忘年会、ゴルフコンペ、近年では「大人の修学旅行」と称し恩師を交えての京都旅行等々、校歌の歌詞にあります通り滔々と、かけがいのない気心知れた仲間との交流・親睦を育んできました。
今回、私たちのメンバーで、作曲家として世界的にご活躍の立原 勇氏を中心に、文化的にも成長した?春燦々会がお酒ばかり飲んでいるだけの同期会ではいけないとの観点から夏の日の休日コンサートを開きます。
出演は、立原氏と仲の良い東京芸大OBのプロの演奏家の方々、さらには、東京芸大名誉教授の杉木峯夫先生です。
以前私が杉木峯夫教授の演奏を拝聴する機会があったことから、恐れ多くも「まさか、杉木教授の参加は無理だよね?」と立原氏に相談しましたところ、なんと本当に実現してしまいました。

もうひとつ大事なことは、春燦々会の歌を皆さんに初披露することです。
私たちには世界に冠たる春日部高校校歌がいつも身近にあります。
しかしながら、25年以上に渡り長い間同期会として様々な活動を進めてきている我が春燦々会に、独自の歌が無いのは可笑しいとの声があがり、この度発表するに至りました。
世の中、星の数ほど無数に同窓会・同期会がありますが、その会の歌を仲間で歌い、これからも親睦を深めていこうという会は他に見当たりません。
作曲はもちろん立原氏、作詞は同期会のなかで公募しました。さて、いったいどんな春燦々会の歌に仕上がったのでしょうか?今から楽しみです。
さあ皆さん、春日部高校センテニアルホールでお会いしましょう。

春燦々会会長 岩本 敏英

母校春日部高校、同窓会はじめ各方面のご理解とご協力をいただき、サマーコンサート開催の運びとなりました。関係の皆様へ心より御礼申しあげます。
音楽の道に進んだ同級生の中で、今回は立原君をメインに迎え、クラシックを中心に東京芸術大学の恩師、ご学友の皆様方によるステージをお届け出来ることとなりました。サントリーホールに通じるトップクラスの音響効果を誇る、春高音楽ホールは「本物」の迫力を存分にお伝えできるのではと楽しみにしております。
春日部高校にご縁ある方へ感謝を込めてお贈りする素敵な音楽のひととき、春燦々会一同、皆様のご来場をお待ち申しあげます。

春燦々会幹事長 中原淳一(春日部高校後援会長)

会場

春日部高校音楽ホール

プログラム

  • 第1部:コンサート(メランジェ合奏団 etc.)
  • 第2部:春燦々会会員出演コンサート with メランジェ合奏団
  • 第3部:春燦々会の歌披露〜エール〜校歌斉唱

第1部:コンサート(予定)※都合により変更になる場合があります。

  • 幻想即興曲(F.ショパン作曲)
     ピアノ:立原 勇
  • アヴェ・マリア(C.グノー)
     メランジェ合奏団
  • ミュージカル「マイフェアレディ」より「踊り明かそう」(F.ロウ作曲)
     ソプラノ:廣橋 英枝
     テノール:新堂 由暁
     メランジェ合奏団
  • 歌劇「椿姫」より「ああ、そはかの人〜花から花へ」(G.ヴェルディ作曲)
     ソプラノ:廣橋 英枝
     メランジェ合奏団
  • 歌劇「愛の妙薬」より「人知れぬ涙」(G.ドニゼッティ作曲)
     テノール:新堂 由暁
     メランジェ合奏団
  • 流れやまぬ川のよう(立原 勇作詞/作曲)
     ソプラノ:廣橋 英枝
     テノール:新堂 由暁
     メランジェ合奏団
  • テ・デウム(神なる汝を我らは讃えん)より「前奏曲」(M.シャルパンティエ作曲)
     メランジェ合奏団(ピッコロトランペットソロ:小林 好夫)
  • チャルダッシュ(V.モンティ/今込 治編曲)
     メランジェ合奏団(トロンボーン・ソロ:今込 治)
  • トランペット吹きの子守歌(L.アンダーソン)
     ソロ・トランペット:杉木 峯夫
     メランジェ合奏団
  • トランペットについてのお話し
     特別講義:杉木峯夫
  • SERENATA II (立原 勇作曲)
     ソロ・トランペット:杉木 峯夫、小林 好夫
     ピアノ:立原 勇
  • ピアノ協奏曲より(チャイコフスキー作曲)
     メランジェ合奏団(ピアノ・ソロ:立原 勇)
  • 祭りだ!暑い!!熱いぜ!!!(立原 勇作曲)
     メランジェ合奏団

第2部:春燦々会会員出演コンサート with メランジェ合奏団

  • 現在募集中

第3部:春燦々会の歌

出演者プロフィール

【特別出演】杉木峯夫(トランペット:東京藝術大学名誉教授)

 1945年富山市生まれ。東京藝術大学音楽学部器楽科でトランペットを中山富士雄に学び、卒業後の1970年仏政府給費生としてバリ国立高等音楽院に入学。モーリス・アンドレのクラスに入り、72年一等賞を得て卒業。リヨン国立管弦楽団首席奏者を経て75年札幌交響楽団に入団。札幌ブラス・アンサンブルとしても活動の傍ら、北海道教育大学札幌分校非常勤講師を務め、86年東京藝術大学音楽学部助教授となり、2002年教授、09年から同大演奏藝術センター長を兼任。2012年3月に退任し、4月1日より名誉教授。
 学生時代から在京オーケストラと共演し、フランスではベルナール・トマ室内管弦楽団、バリ・コンセール・コロンヌ管弦楽団などで演奏。「モーリス・アンドレと弟子達」によるレコーディング(エラート)にも参加した。東京藝大着任後も、水戸室内管弦楽団、サイトウーキネン・オーケストラ、紀尾井シンフォニエッタ東京などで演奏する一方、国内はもとよりパリや北京でもリサイタルを行う。モーリス・アンドレ国際トランペット・コンクールなどのコンクールの審査員を務める。1987年「とやま賞」受賞。モーリス・アンドレが仏楽器メーカーと開発したピッコロ・トランペットを日本で初めて導入した。
 現在、東京藝術大学名誉教授、平成音楽大学客員教授、紀尾井シンフォニエッタ東京アドバイザー、PMF評議員、日本ソルフェージュ研究協議会理事、日本トランペット協会理事長、札幌トランペット協会名誉顧問、くらしき作陽大学非常勤講師、コンセルヴァトワール尚美ディプロマ非常勤講師、オホーツク紋別セミナーディレクター講師、東京藝術大学芸術する脳を考える会代表など。

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廣橋英枝(ソプラノ)

東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。第61回全日本学生音楽コンクール東京大会声楽部門高校の部奨励賞。同全国大会第2位。2012年よりフリーランサーとして活動する。
これまで、フォーレ《レクイエム》、ヴィヴァルディ《グローリア》などに参加。またオペラでは、モーツァルト《フィガロの結婚》スザンナ役。、ドニゼッティ《愛の妙薬》アディーナ役、ヴェルディ《椿姫》アンニーナ役、ロッシーニ《セビリアの理髪師》ロジーナ役を好演。クラシック歌手としての活動に留まらず、様々なジャンルの作曲家から新曲の演奏依頼も多く引き受ける。2015年春公開の映画『Happy Wedding』では主題歌を担当。
これまでに声楽を小沢美和、中村浩子、佐々木典子の各氏に師事。

新堂 由暁(テノール)

大阪府豊中市出身。
大阪府立夕陽丘高等学校音楽科卒業。
京都市立芸術大学声楽専攻に1年間在籍後、東京藝術大学音楽学部声楽科テノール専攻を卒業。
ヘンデル《メサイア》等のテノールソロの他、モーツァルト《コシ・ファン・トゥッテ》フェランド、レハール《メリー・ウィドウ》カミーユの他、ガラコンサート、オペラ作品に特化した演奏会に多く出演する。
クラシック音楽以外では、帝国劇場初の試みである『Les Misérables×帝劇,のどじまん・思い出じまん大会』にスロイ歌劇団のマリウス役として出場し、1823組の中から優勝。その他、映画やCM、ボーカロイド素材など多岐にわたる録音にも参加している。
アメブロ:「Tenore新堂由暁のブログ」
次回出演:8/23(日),第12回アンサンブルの楽しみ(東京文化会館.小ホール)

メランジェ合奏団

東京芸術大学で学んだ世代の違う気心の知れた仲間を中心に2014年に結成された金管五重奏(トランペット2、ホルン、トロンボーン、テューバ)+ピアノと言う新しい形態のアンサンブル。
Melange「メランジェ」とは、フランス語で「まぜる」という意味です。
「まぜる」→「組み合わせる」ことは、多種多様の新しい可能性を作り出して行きます。人とのつながり、技術、素材などなど、色々なご縁を繋げていきたいと思う気持ちから名付けました。

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小林 好夫(トランペット:メランジェ合奏団メンバー)

東京藝術大学卒業。及び、同大学院修士課程修了。
これまでにトランペットを目良 義延、故 中山 冨士雄、杉木 峯夫、室内楽を稲川 榮一、板倉 駿夫の各氏に師事。
藝大在学中、フランス国立ジャン・フィリップ・ラモー音学院(ディジョン市・コンセルヴァトワール)に留学しThierry Caens 氏に師事。
東京文化会館新進音楽家デビューコンサート出演。
第13回日本管打楽器コンクール第3位入賞。
ロニー金管五重奏団メンバーとしてNHK 名曲リサイタル出演。
東京藝術大学音楽学部管弦楽研究部、長野県小諸高等学校音楽科の講師を歴任。
現在、タッド・ウインドシンフォニー、ensemble NOVA、フィルハーモニア東京、メランジェ合奏団 各メンバー。
オーケストラ、室内楽を中心に演奏活動を行うほか、後進の指導にもあたっている。

只友 佑季(トランペット:メランジェ合奏団メンバー)

岡山県津山市出身。明誠学院高等学校を経て東京藝術大学卒業。
小澤征爾音楽塾、サイトウ・キネン・フェスティバル松本(現 セイジ・オザワ松本フェスティバル)、別府アルゲリッチ音楽祭、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンなど主要音楽祭に出演。
オーケストラや室内楽、学校公演などで音楽活動を行うほか、後進の指導にもあたっている。
Travel Brass Quintet、メランジェ合奏団各メンバー。
これまでにトランペットを杉木峯夫、デイヴィッド・ヘルツォーク、井川明彦の各氏に、室内楽を杉木峯夫、稲川榮一、神谷敏の各氏に師事。

安田 健太(ホルン:メランジェ合奏団メンバー)

富山県射水市出身。6歳よりピアノ、13歳よりホルンを始める。東京芸術大学音楽学部附属音楽高等学校、同大学器楽科卒業、同大学大学院音楽研究科修了。
2010年 ~2013年日本体育大学助教 (芸術研究室) 。ブラスバンド部監督や授業担当を務めた。2013年より東京芸術大学管打楽研究室教育研究助手を務めながら、オーケストラ、室内楽、吹奏楽等での演奏・教育研究活動を行っている。2013年より日本体育大学非常勤講師。
またソロプロジェクトとして、自身がギター、ピアノ、ドラムなどで伴奏を行い、映像と共にホルンを演奏する「アンサンブルひとり」としての活動も行っている。
これまでにホルンを故 伊藤泰世、守山光三、山本真、水野信行の各氏に師事。第二回ジュニア管打楽器コンクールホルン部門金賞。第22回ヤマハ新人演奏会、別府アルゲリッチ音楽祭、小澤征爾音楽塾Ⅶ 等に出演。第3ホルンアンサンブル、Brass Collection各メンバー。Brass Ensemble B.E.S.T.プロデューサー

今込 治(トロンボーン:メランジェ合奏団メンバー)

2000年 東京芸術大学入学、2004年同大学卒業
2005年 第1回ジパングトロンボーンカルテットコンクール優勝
2008年 チャンチキトルネエド・インドネシアツアー、ライプツィヒ室内オーケストラ・インドツアーに参加
2009年 ロストック演劇音楽大学入学、2011年同大学卒業
現在トロンボーンクァルテット・クラール、大友良英スペシャルビックバンド、メンバー

喜名 雅(チューバ:メランジェ合奏団メンバー)

1980年12月22日沖縄出身。山羊座A型。
1993年沖縄県与那原町立与那原東小学校卒業。
1996年沖縄県与那原町立与那原中学校卒業。
1999年沖縄県立知念高等学校卒業。
2005年東京藝術大学音楽学部器楽科卒業。 10歳の時に小学校の吹奏楽部でトランペットを始める。翌年テューバに転向。 中学生の頃フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブルを知り、ジョン・フレッチャーに憧れてプロ奏者を目指す。
2004年5月ドイツ・マルクノイキルヒェン国際コンクールにてディプロマ受賞。
2004年7月松尾葉子指揮、芸大フィルハーモニーとボザ作曲テューバとオーケストラの為のコンチェルティーノを共演。
日本管打楽器コンクールにて、2004年(第21回)、2007年(第24回)第5位受賞。2010年(第27回)第2位受賞。
2007年、第12回コンセール・マロニエ21(栃木県)第3位受賞。
2005年、読売新聞社主催 第75回読売新人演奏会に出演。
2013年度、音楽之友社刊『バンドジャーナル』ワンポイントレッスンを1年間執筆担当。
これまでにテューバを、上江洲安彦、稲川榮一の両氏に師事。
埼玉県立大宮光陵高等学校音楽科非常勤講師(2010-11,13-)、洗足学園音楽大学非常勤講師(2012-)

立原 勇(作曲・編曲・ピアノ:メランジェ合奏団メンバー)

 1962年東京都足立区生まれ。埼玉県立春日部高等学校を経て、東京芸術大学音楽学部作曲科入学。同大学卒業後、宗教音楽をテーマにヨーロッパ・中東および東南アジアを半年間をかけて歴訪。 エルサレム滞在中の筆による<”Sinfonia”-for orchestra>が第19回現代日本オーケストラ演奏会に取り上げられ、小松一彦指揮・東京フィルハーモニー交響楽団により初演、日本交響楽振興財団第17回作曲賞第1位受賞。同作品はサントリー音楽財団主催の芥川作曲賞にノミネートされ、小松一彦指揮・新日本フィルハーモニー交響楽団の演奏でサントリーホールにて再演されたのをはじめ、現在に至るまで世界各地で再演されている。
国際コンクールでは、2015年にフィンランドで行われたシベリウス国際作曲コンクールファイナリスト、2013年にスイスのFribourgで行われたFIMS国際コンクールにおいて審査員特別賞、1997年にイスラエルのエルサレムで行われたレナードバーンスタイン・エルサレム国際作曲コンクールにおいてセミファイナリストなど。
 トロンボーンを関根五郎、永濱幸雄両氏、ピアノを野口明子、佐藤 俊両氏、作曲を浦田健次郎、山田 泉、松村禎三の各氏に師事。 作曲家・武満徹の最晩年のアシスタントを2年間勤める。2002年〜現在まで、夕やけだんだん音楽祭プロデューサー、2010年台東区江戸伝統芸能まつり総合プロデューサー等音楽祭等のプロデューサーとしても活躍。2004年~2006年まで、東京芸術大学非常勤講師。現在は人間総合科学大学勤務。

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